ギックリ腰というと、多くの人が日ごろの姿勢や無理な動作など、物理的な腰への負荷を原因として思い浮かべることが多いでしょう。しかし、最近の研究により、心理的ストレスや痛みに対する過度な恐れ・不安が、脳を悲観的な状態に変え、腰痛を引き起こすことがあることがわかってきています。
ストレスが長期間続くと、自律神経のうち交感神経が優位になり、筋肉の緊張が高まり、腰への血流も悪化することがあります。これも腰痛の原因となることがあるため、ストレスを抱えたまま過度な負荷をかけるような動作を避けることが大切です。
ストレスがギックリ腰を引き起こすことを防ぐために、以下のような対策が有効です。
1.リラックスする時間を作る ストレスを感じたときには、深呼吸やストレッチなどのリラックス方法を試してみましょう。また、ヨガやマッサージなどのリラックス効果のある方法も有効です。
2.適度な運動をする 適度な運動は、ストレス解消にも効果的です。軽いストレッチやウォーキングなどの運動を定期的に行うことで、筋肉の緊張を解きほぐすことができます。
3.食生活に気をつける バランスの良い食生活を心がけ、栄養バランスを整えることも大切です。ストレスがあるときには、ついついジャンクフードを食べがちになりますが、野菜や果物などの栄養素を意識して摂取しましょう。
ギックリ腰は、ストレスが原因の場合があることを知り、ストレスを解消することで予防することができます。ストレスを感じたときは、上記の対策を試してみてください。